やるべき時にやる気が出ない時の対処法

やる気が出ない時とは?

 ここ数回、私の体験をもとに勉強の仕方について書いてきました。そのついでといってはなんですが、どうしても「勉強のやる気が出ない時」についても紹介しておこうと思います。
 私の場合、というより誰でもそうだと思いますが、『やらなきゃいけないと頭の中ではわっているのにやる気が出ない』ということがあります。
 
 例えば私の中学時代の場合、こんな時にやる気が出ない状態になりやすかったです。
 
 ①体調が悪いとき
 ②お腹がすいた時
 ③定期テストまで3週間以上時間があるとき
 ④やるべきことがいっぱいありすぎるとき

 すぐに思いつくのはだいたいこんな状況の時です。
 それぞれの状況の時、どのようにしてやる気を起こしたかを紹介します。

 で、また書きますが、このページの記事で書いているのはあくまでも私の体験談です。万人に必ず効果がある方法だとは一切言う気はございません。参考程度に読んでみて下さい。

体調が悪いとき

 体調が悪い時にやる気が起きないのはもう仕方ないです、休みましょう。無理したら体調不良が長引くことだってあります。体調不良は体が発しているメッセージです。それには従いましょう。

お腹がすいた時

 お腹が空いた時もなかなかやる気が起きないものです。
 お腹が空くのは体が発しているメッセージです。それには従いましょう。
 そう、だから何か食べろ!!
 中学時代はもっと本能に正直でいろ!!

 私は甘いものが好きなのでチョコなんかはよく食べてました。その効果があったのかどうかは解りませんが、チョコを食べた後は集中力が増えていたように感じました。ついでに体重は確実に増えました。
 当時の私は知る由もなかったのですが、チョコレートには血流を良くする栄養素が入っているらしいです。すいません、私その分野は完全に専門外なので詳しいことは書けませんが、レスベラトロールとかなんとか言うものが良いらしいです。それが頭を活性化させていたのかもしれません。ちなみにレスベラトロールには美肌効果もあるらしいですよ。
 もう一つちなみにですが、赤ワインにも入っているらしいです。なのでチョコとワインを一緒に取ると効果が倍増しそうですね。
 ですからお腹がすいて集中できない時は、赤ワインを嗜みながら取り組むと良いかと思われます。じゃない、チョコを食べながら取り組むと良いかと思われます。

定期テストまで3週間以上時間があるとき

 この3週間という時間感覚はなかなか微妙な状態なんですね。テストまで近くはないくけど遠くもない時間。
 だからつい「また今度やればいいや」と自分にいって、その今度がなかなか来ない状態になってしまう。で、それを繰り返し、やるべきものが溜まりにたまりテスト10日くらい前になって、やっべ〜となってしまう。
 こんな時、どうやってやる気を出すか。
 一番効果があるのはそのままズルズル行ってテスト直前に一度痛い目にあうことなんです。そうすればそれに懲りて、次回からは気をつけるようになりますから。

 まさに私はそのパターンでした。テスト前になると提出物も仕上げないといけないから、やることが多くなりますよね。するとあれもこれもで、あせってくる。結果全てがやっつけ仕事みたくなって、勉強というよりただの作業をやっている状態になってくる。だからテスト勉強がテスト勉強にならない、という悪循環が出来上がります。そうなるとテストの結果は案の定・・・、ということになります。
 こういう目に一度あえば、テストまで比較的時間があっても少しはやっておこうと思えるようになります。
 でも、それではリスクがあまりにも高すぎますよね。

 じゃぁどうすればいいのかということですが、「短い時間でいいから日頃から必ずやる」ということになってきます。
 でもそれが難しいんですよね。だから困っている。

 なので、その短い時間を作るための「考え方」を紹介します。

 例えば、テストまで時間にしてあと28800分あったとします。そのうち14400分をテストまでの勉強時間に充てるのは出来そうですか? まぁ無理ですね。

 では7200分は? 28800の4分の1ですよ。なんか出来そうな気がしてきませんか? でもまだ無理でしょうね・・・。

 ならば3600分は? 28800あるうちの3600を勉強に充てる。ん〜まだ難しいか・・・。

 だったら1800は? 28800の16分の1です。なんか出来そうに感じてきませんか? 当初の16分の1ですよ。 まだ?

 ならば900はどうだ!? 32分の1。 たった32分の1ですよ!!
 ピザ1枚を32等分すると1切れがえらく小さくなって食べた気しないじゃないですか。それ位小さくなってしまうのが32分の1。 何かできそうですよね、テスト3週間前からテスト直前まで28800分のうち、32分の1の時間を勉強に充てるのは出来そうな気がしてきますよねぇ。時間に直すと15時間。
 テストまで28800分あるうちの15時間を勉強に充てることは出来そうじゃないですか。「そのうちの0.5時間を今やっておこう」。

 っていう感じで、何か大きい物の中にあるごく一部のものという考え方をしていくと、いくらかできそうだなという考えにはなれると思います。

やるべきことがいっぱいありすぎるとき

 やるべきことがいっぱいありすぎる時は、何から手をつければ良いのか分からなくなっていると思います。なので優先順位が高い物をしっかり見極めることが大切です。
 優先順位の低いものはいったん置いておく。あるいは優先順位の低いものは捨ててしまう覚悟も必要になるかもしれません。

 だから勉強よりも優先順位が高い物があるなら、まずはそれを確実にこなしていけばいい。

 もし勉強よりも友だちとのSNSの方が大事ならそれをやれば良い。
 だってそうでしょ? スマホの電源切ろうが、取り上げられようが、友だちからの連絡は気になってる状態ですよ。そんな状態の時に机に向かったところで勉強に集中できると思いますか? できるわけないですよ。できてたら今この記事を読んでるわけないですし。
 だから勉強よりもSNSが大事ならそれをやれば良い。
 
 ただし条件がある。
 時間を区切ってけじめをつけるとか、やり取りを2往復までにする、だなんてそんなありふれたことは言いませんよ。

 やるからには徹底してやれ!! 徹底してSNSをやり倒せ。5分や10分なんてそんな甘いものじゃない。5時間でも10時間でもずっと、電池が切れてでも徹底してやり続けろ!! 誰から何を言われようがそんなこと関係ない、無視しろ!!
 自分の欲求に貪欲になれ!!
 気が済むまで徹底してやり倒せ!!
 覚悟を持ってやり続けろ!!
 
 そして、そのことによって生じた結果は全て受け入れろ。愚痴や泣き言は一切言うな。覚悟を持って自分で取った行動の責任は全て自分で取れ。

 最後はちょっとドキっとしたかもしれませんね。
 でも、やることがいっぱいありすぎるってことは、計画を立てずにズルズルやってたツケが回ってきたことでもあります。
 もちろん「自分ではどうしようもないことが原因でやることがいっぱいになってしまった」ということも、あるにはあるでしょうね。
 でも本当に自分ではどうすることもできない状況ってかなり限られてくると思うんですね。

 すると結局行き着く結論は、
 「日頃から少しでいいから、できることはしっかりやっておけ」
 ってことになるんです。