学校の成績が伸びる子の特徴とは

成績が伸びる子の性格にはどのような共通点があるのか?

 今まで大人も子どもも含めたくさんの人たちを見てきましたが、大きく成績が伸びる子結果をしっかり残して成長していく人、ある程度成績が伸びて結果を残している子、全く成績が伸びずに結果を残せない子と、当たり前ですがいろんな人がいます。
 大人では主に仕事での成績ということになりますし、子どもでは勉強面での成果ということになりますが、大人も子どもも結果を残せる人、あるいは順調に成績が伸びる人には、共通する性格的特徴があるように感じています。
 すると、その性格的特徴とはどのようなものなのか、気になる保護者の方も多いと思います。
 できることならその性格をわが子にも持たせたい、と考える方もいるかもしれません。

 ここでは成績が良い子や成績が伸びやすい子、結果を残せる大人の性格的特徴を挙げて、なぜそのような特徴があると成績が伸びるのか、結果を残せるのかを考えてみます。

 子どもの成績で不安や悩みを抱えている保護者の方は、ちょっとした参考程度に読んでみてください。

 なお、成績が良くないことや結果を残せないことが悪いと言っているわけではなく、ましてその性格の有無で良い悪いを言っているわけでもないので、そのことは初めにしっかり強調しておきます。
 これは私個人が見てきて言えることで極めて主観的な考えなので必ず正しいことだと言う気は一切ありませんが、私の中では確信していることでもあります。

成績が伸びる子の性格的特徴は謙虚である

 あくまでも私が見てきた体験として言えることですが、成績がグングン伸びる子や成績が突然上がりだす子の多くは、どこかに謙虚さを持っているといえます。
 謙虚。つまり自分の考えや意見は持ちつつも、相手の意見などもしっかり受け入れることができること。これができるのは大きいです。

 ならばどうして謙虚な性格だと成績が上がる子や伸びる子が多いのか?
 それを考えるために謙虚の対義語に当たる、横柄や高慢、尊大についてみてみます。

横柄 いばって人を無視した態度を取ること。無礼、無遠慮なこと。
高慢 自分の才能が人よりすぐれていると思い上がって、人を見下すこと。
尊大 いばって他人を見下げるさま。

 それぞれの意味は上記の通りですが、共通するのは「他人と比較したうえで上下関係を作り、自分が他人より上にいると思うことで優越感に浸っている」ことが挙げられます。「自分は他人より上にいると思う」というのがポイントです。実際に上にいるのかどうかは関係なく、あくまでも「自分でそう思えている」というところに特徴があります。
 そして他人より上にいるという考えでいると、「下にいると見なしている相手から学ぶべきことは何もない」という思考につながってきます。
 
 なので、もし自分の考えが間違っていて相手の方が正しいことを言っていたとしても、相手の意見を受け入れることがなかなかできなくなってしまいます。すると正しい考えを自分のものにできないわけだから、いつまでもうまくいかな状況が続く、つまり成績に反映されないということになってきます。

 勉強とは物事を学ぶことです。学ぶの語源をたどると「真似る」つまり「まねをする」ことという説もあります。まねをするということは相手を受け入れる態度が身についていないと成り立ちません。相手を受け入れるということは、相手を対等な関係として見ていないとできません。

 したがって横柄、高慢、尊大な態度でいると、相手を受け入れないんだからまねができない。まねができないということは学びにならないことにつながり、結果として成績に反映されなくなってくる。だから成績が伸びないと考えられます。

何でも受け入れればいいのか!? という疑問

 さて、そう書くと「じゃぁ他人の言うことを何でもかんでも受け入れて考えを改めればいいんだな」と考える人も出てくると思います。

 でも私がここで書いたのはそういうことではなくて、あくまでも「今自分が持っている考えを尊重したうえで」ということです。
 全く自分の考えを持たず何から何まで全て受け入れると言ったら、それこそ自分そのもののアイデンティティがないということになってしまい、それはそれでまた別の大きな問題ということになってきます。
 先にも書きましたが、「自分の考えや意見は持ちつつも、相手の意見などもしっかり受け入れる」というところが大切です。

 自分の考えを持て、相手の考えは受け入れろ。ならばどうすればいいんだと思うかもしれませんが、イメージとしては8:5がちょうど良いのではないかと個人的に考えます。

心の黄金比

自分の考え:相手の考え=8:5

 8:5といってピンとくる人もいるかと思います。
 8:5は黄金比と言われています。黄金比とは人間が最も美しさを感じる比率だそうです。(もう少し正確に表すと1.618・・・:1ですが)
 例えば横:縦の比率が8:5になっている長方形は、ぱっと見て自然と受け入れやすい形、美しさを感じやすい形なんだそうです。もっとも人それぞれ好みがありますから、7:4が良いという人もいると思いますが。
 ちなみに黄金比を使ったデザインの物は日常のいろいろなところにあります。某PCのリンゴは黄金比の塊です。クレジットカードのサイズもおよそ黄金比のサイズになっています。パルテノン神殿やミロのビーナスなんかは黄金比の具体例として学校の教科書にも載っていますよね。
 今読んでいるこのページにググってたどり着いた人もいるかもしれませんが、その人は無意識的に黄金比を目にしています。あのロゴもうまく黄金比が使われています。


 上の図も黄金比のオンパレードです。
 本当に万人が黄金比に美しさを感じるかどうかは置いておいて、8:5という比率は何かとバランスが取れている比率なのかもしれません。

 感覚的に8:5に惹かれるのであれば、人の心にも8:5に惹かれるものがあっても良さそうに思えます。
 自分の考え:相手の考え=8:5
 つまり自分の考えを大切にするのはもちろんですが、相手の考えも受け入れる余裕がある心の比率、これが8:5。
 私はこれを心の黄金比と勝手に命名してます。

 自分の考えオンリーで他人を一切受け入れないとなると、これはもう言うまでもなく問題大有りじゃないですか。人としてどうなんですかってレベルですよ。
 その逆で、自分の考えがなく他人から影響を受けすぎるのもまた人としてちょっと・・・というレベルです。
 やっぱり自分を持ちつつ相手も受け入れる態度が大切。すると8:5がちょうど良いのかなと。
 そしてこの比率を保っている人が謙虚な人といえるのではないでしょうか。

謙虚な性格の人は考える習慣ができている

 話を戻します。
 謙虚な性格とは、繰り返しますが自分の考えを持ちつつも相手の考えを受け入れることができるということです。
 そうすると、謙虚な人は必然的に『違い』を検討することになります。つまり考えることを半ば無意識的に行うことになります。そしてこの考えるという行動は、良いものをさらに発展させていくという向上心になってきます。

 これが子どもの勉強でいうところの『成績が上がる・伸びる』ということになるのではないでしょうか?

 成績の良い子や伸びる子は自分でしっかり考えます。問題を見てすぐに答えを教えてなんて言ってきません。必ず自分で考えて考えて考え抜いて、わからなくなったときにはじめて答えを尋ねてきます。いや答えを聞く前にヒントを聞いてきます。そしてどうしてそのような考えになるのかという疑問を持ち、その疑問を解消しようとします。つまり相手の考えを受け入れる器をしっかり持っているわけです。
 そして 自分の考え:相手の考え=8:5 という形で受け入れ、相手の考えを自分のものとして取り入れていけるのです。だから成績が上がる。

 学校の成績を上げたいのならまずは謙虚であれ。そう思うのです。

 謙虚でいるのは、日ごろの生活習慣によるところが大きい。そして生活習慣の根底にあるのは家庭での躾によるところが大きい。

 つまり成績を伸ばしたいと考えるなら家庭での躾も大切にと考えられるのです。