成績が伸びる子の特徴とは

よく言われる「成績が伸びる子の特徴」

 ~成績が伸びる子の特徴~
・学習習慣が定着している
・集中力がある
・宿題をきっちりやる
・時間管理ができる
・まじめに授業を受けている
・積極的に問題に取り組む
・わからないことは質問する習慣がある
・本が好き
などなど

 まぁ、そりゃそうでしょう。これらのことができれば成績は伸びるようになります。
 でもですよ、こんなこと書かれて納得しますか?
 そんなこと言われるまでもなく分りきってますよね。

 ということでここでは、そんな薄っぺらい表面的な内容を書いて終わりではなく、そこから1歩踏み込んで、上記のことが身についている子にはどのような特徴があるのかを考えてみます。

 なお、成績が良くないことや結果を残せないことが悪いと言っているわけではなく、ましてその性格の有無で良い悪いを言っているわけでもないので、そのことは初めにしっかり強調しておきます。
 これは私個人が見てきて言えることで極めて主観的な考えなので必ず正しいことだと言う気は一切ありませんが、私の中では確信していることでもあります。

成績が伸びる子に共通する性格とは?

 子どもでは勉強面での成績ということになりますし、大人では主に仕事での成果ということになりますが、順調に成績が伸びる子、あるいは勉強で良い成績を残せる子には、共通する性格的特徴があるように感じています。

 ではどうしてその性格的特徴を持つと成績や学力が伸びやすいのか? そもそもその性格とは何か?

 良い成績を残す子や仕事で結果を出せる大人の性格的な特徴の1つに注目し、なぜそのような性格的特徴があると成績が伸びるのか、結果を残せるのかを考えてみます。

成績が伸びる子、勉強ができる子には謙虚さがある

 あくまでも私が見てきた体験として言えることですが、成績が伸びる子や勉強ができる子の性格には、どこかに謙虚さを持っているということがよく見られます。
 謙虚。つまり自分の考えや意見は持ちつつも、相手の意見などもしっかり受け入れることができること。これができるのは大きいです。

 ならばどうして「謙虚な性格」だと成績が伸びる子が多かったり、勉強のできる子が多いのか?
 それを考えるために謙虚の対義語に当たる、横柄や高慢、尊大についてみてみます。

横柄 いばって人を無視した態度を取ること。無礼、無遠慮なこと。
高慢 自分の才能が人よりすぐれていると思い上がって、人を見下すこと。
尊大 いばって他人を見下げるさま。

 それぞれの意味は上記の通りですが、共通するのは「他人と比較したうえで上下関係を作り、自分が他人より上にいると思うことで優越感に浸っている」ことが挙げられます。「自分は他人より上にいると思う」というのがポイントです。実際に上にいるのかどうかは関係なく、あくまでも「自分でそう思えている」というところに特徴があります。
 そして他人より上にいるという考えでいると、「下にいると見なしている相手から学ぶべきことは何もない」という思考につながってきます。
 
 なので、もし自分の考えが間違っていて相手の方が正しいことを言っていたとしても、相手の意見を受け入れることがなかなかできなくなってしまいます。すると正しい考えを自分のものにできないわけだから、いつまでもうまくいかな状況が続く、つまり成績に反映されないということになってきます。

 勉強とは物事を学ぶことです。学ぶの語源をたどると「真似る」つまり「まねをする」ことという説もあります。まねをするということは相手を受け入れる態度が身についていないと成り立ちません。相手を受け入れるということは、相手を対等な関係として見ていないとできません。

 したがって横柄、高慢、尊大な態度でいると、相手を受け入れないんだからまねができない。まねができないということは学びにならないことにつながり、結果として成績に反映されなくなってくる。だから成績が伸びないと考えられます。

何でも受け入れればいいのか!? という疑問

 さて、そう書くと「じゃぁ他人の言うことを何でもかんでも受け入れて考えを改めればいいんだな」と考える人も出てくると思います。

 でも私がここで書いたのはそういうことではなくて、あくまでも「今自分が持っている考えを尊重したうえで」ということです。
 全く自分の考えを持たず何から何まで全て受け入れると言ったら、それこそ自分そのもののアイデンティティがないということになってしまい、それはそれでまた別の大きな問題ということになってきます。
 先にも書きましたが、「自分の考えや意見は持ちつつも、相手の意見などもしっかり受け入れる」というところが大切です。

 自分の考えを持て、相手の考えは受け入れろ。ならばどうすればいいんだと思うかもしれませんが、イメージとしては8:5がちょうど良いのではないかと個人的に考えます。

心の黄金比

自分の考え:相手の考え=8:5

 8:5といってピンとくる人もいるかと思います。
 8:5は黄金比と言われています。黄金比とは人間が最も美しさを感じる比率だそうです。(もう少し正確に表すと1.618・・・:1ですが)
 例えば横:縦の比率が8:5になっている長方形は、ぱっと見て自然と受け入れやすい形、美しさを感じやすい形なんだそうです。もっとも人それぞれ好みがありますから、7:4が良いという人もいると思いますが。
 ちなみに黄金比を使ったデザインの物は日常のいろいろなところにあります。某PCのリンゴは黄金比の塊です。クレジットカードのサイズもおよそ黄金比のサイズになっています。パルテノン神殿やミロのビーナスなんかは黄金比の具体例として学校の教科書にも載っていますよね。
 今読んでいるこのページにググってたどり着いた人もいるかもしれませんが、その人は無意識的に黄金比を目にしています。あのロゴもうまく黄金比が使われています。


 上の図も黄金比のオンパレードです。
 本当に万人が黄金比に美しさを感じるかどうかは置いておいて、8:5という比率は何かとバランスが取れている比率なのかもしれません。

 感覚的に8:5に惹かれるのであれば、人の心にも8:5に惹かれるものがあっても良さそうに思えます。
 自分の考え:相手の考え=8:5
 つまり自分の考えを大切にするのはもちろんですが、相手の考えも受け入れる余裕がある心の比率、これが8:5。
 私はこれを心の黄金比と勝手に命名してます。

 自分の考えオンリーで他人を一切受け入れないとなると、これはもう言うまでもなく問題大有りじゃないですか。人としてどうなんですかってレベルですよ。
 その逆で、自分の考えがなく他人から影響を受けすぎるのもまた人としてちょっと・・・というレベルです。
 やっぱり自分を持ちつつ相手も受け入れる態度が大切。すると8:5がちょうど良いのかなと。
 そしてこの比率を保っている人が謙虚な人といえるのではないでしょうか。

謙虚な性格の人は考える習慣ができている

 話を戻します。
 謙虚な性格とは、繰り返しますが自分の考えを持ちつつも相手の考えを受け入れることができるということです。
 そうすると、謙虚な人は必然的に『違い』を検討することになります。つまり考えることを半ば無意識的に行うことになります。そしてこの考えるという行動は、良いものをさらに発展させていくという向上心になってきます。

 これが子どもの『勉強ができる』ということではないでしょうか?
 そしてこれが習慣化されることで『成績が伸びる・上がる』ということになるのではないでしょうか?

 成績が伸びる子や成績の良い子やは自分でしっかり考えます。問題を見てすぐに答えを教えてなんて言ってきません。必ず自分で考えて考えて考え抜いて、わからなくなったときにはじめて答えを尋ねてきます。いや答えを聞く前にヒントを聞いてきます。そしてどうしてそのような考えになるのかという疑問を持ち、その疑問を解消しようとします。つまり相手の考えを受け入れる器をしっかり持っているわけです。
 そして 自分の考え:相手の考え=8:5 という形で受け入れ、相手の考えを自分のものとして取り入れていけるのです。だから成績が上がる。

 学校の成績を上げたいのならまずは謙虚であれ。そう思うのです。

 謙虚でいるのは、日ごろの生活習慣によるところが大きい。そして生活習慣の根底にあるのは家庭での躾によるところが大きい。

 つまり成績を伸ばしたいと考えるなら家庭での躾も大切にと考えられるのです。