大学まで行ってそれ?

 とあるコーヒーショップでボケ〜としながらコーヒーを飲んでいたところ、隣の席に2人組みの男子大学生がやって来ました。
 その2人の話を聞いていると、どうやら就活のことで色々悩んでいるらしい。それも就職が決まらないとか、求人が無いとかそういうことではなく、単純に「仕事をしたくない」的な話をお互いにしているんです。話の内容からどうも就活自体もやっていないらしい。
 人の生き方だから仕事したくなければ別にそれはそれでいいとは思いますが、でも『大学まで行ってそれ?』とは思いますね。何のために大学まで行ってるんだよとは本気で思いました。

 何だかもうね、記事のネタになりそうな臭いがプンプンなんで、すっげ〜〜仕事しているフリをしながらその2人の話を聞いていました。
 あ〜でもない、こ〜でもない等々話しているんですが、しばらく話を聞いていくうちにいくつか2人に共通する点が見えてきました。

責任感がない。
 「あの授業取るんじゃなかった」だの、レポート多いとかテスト厳しいとか・・・。そりゃ大学なんて義務教育じゃないんだから、それなりに学ぶ意識がある人間が来るだろうって、大学側は考えるじゃないですか。だから厳しい課題を出すのだって当たり前と言えば当たり前でしょ。その厳しい所に行くことを決断したのは当のその大学生のはずなんですが、じゃぁそもそも何で大学に行こうって思ったんだよって話ですよ。自分で決断したことくらい自分で責任もてや。

見ているのは過去ばかり。
 「あの時あ〜していればなぁ…」とか「○○だったなぁ」とか、とにかく過去のことばかりを思い返しては今の不幸を嘆いている。
 それって何の考えも計画もなく、何となく生きてきたことの裏返しですからね。もし、とりあえず計画を立てながら行動してきたのなら、仮に結果が嬉しいものではなかったとしても恨み節だけで終わることはないですから。そこから何か次へ活かせることを見つけるなりのことはできますから。

貧乏ゆすり
 テーブルのコーヒーが揺れてるんです。座っててもなんか揺れる。うわっ、地震だ(;゚Д゚) と思ったら、2人で貧乏ゆすりしてるんです。マジでびっくりしましたよ。

next-next国宝級イケメンっぽい感じの面構え
 今イケメンかっていうとそうでもない。でも決してブサイクでもない。next国宝級イケメンは既にいる。だからnext-next・・・。
 まぁこれはどうでもいいけど。

 最初の2つは何というか、キミら大学に通う必要なかったんじゃない? なんて感じるんですよね…。ちなみにですが結構いい所の大学ですよ。ちょっとやそっと勉強しただけじゃ合格できないような難関校。コーヒーショップの場所をいうとすぐ特定できる学校です。
 その難関校に通うために小さいころからいっぱい勉強してきたはずですよ。難関校に通うために難関高校に通って、難関高校に行くためにいっぱい勉強して、いっぱい勉強するためにいっぱい勉強して・・・、何だかもうよくわからないです。
 その結果、「仕事したくない」ですからねぇ・・・。レポート云々言ってるわけですから、勉強もしたくないんでしょうねぇ・・・。

 当学習会では主体性を1つのテーマにしていますが、将来こんな大学生にしない様に気をつけて生徒の学習面のサポートをしていこうと、改めて思うのでした。